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生物多様性から見えてくる組織と地球環境

こんにちは。鮎川詢裕子です。

4月最後の週末、いかがお過ごしでしたか?
緊急事態宣言に入ったこともあって
立てていた予定を変更した人もいらしたのではないでしょうか。

私もこの週末は高尾で生物多様性を体験しながら学ぶ予定で
ものすごく楽しみにしていました。

合宿は予定通りあったのですが、事情により参加を断念し、
自宅から夜のお話し会だけオンライン参加となりました。

ところで生物多様性というと、
どんなイメージをお持ちですか?

4月から植物を入り口に生物多様性について学び始めました。
合宿はその一環で、これから半年かけて学んでいくのですが、
それはまるで多様な価値観の中で暮らす私たちの人間関係や
人間の体も様々な物質のネットワークでできていることを考えると
基本的な構造や考え方は同じではないかと考えています。

それは地球も同じです。
最近になって、地球を1つのリビングシステムとして
さまざまなものがつながり合っている
と認識する人たちが増えてきました。

私たち人類はこれからこの惑星が持続可能であるために
どう暮らしていくのか、互いに何を大切にしどう活動していくのか
というテーブルにつき始めました。

生物多様性が崩れることによって
砂漠化が進んだり、食料や気候にも影響が出てきていると
言われています。

例えば、サバンナでは捕食動物と草食動物は
共存共栄の関係にあります。

そこから捕食動物だけを追いやると、
草食動物は敵がいなくなるので動かなくなります。
そして草を食べ尽くして表土を破壊し、砂漠化が進むといいます。

私たち人間はそのような生態系の一部として暮らしています。

また、人間の身体も一つの生態系
チームや組織も一つの生態系と捉えることができます。

人は組織という生き物の細胞のようなものです。

組織変革や組織力の向上といった組織開発の際にも
どうしたら組織という一つの生命体がイキイキと
いのちを輝かせていくのか発想しながら
関わらせていただいています。
 
そう考えると、生物多様性の理解が深まると
植物はもちろん、いろんなものに当てはめて
応用してくことができます。

植物から生物多様性を見ていくと、
その養分となる土や光、また虫をはじめ
近くの木々や菌との関係が
関連しています。

それぞれの植物や木の個性や持ち味が
分かり始めると面白くなるそうです。
人間関係と共通していますね。

近頃は、近所を散歩する時も、木の名前を覚えたり、
木の幹や枝、葉の形など特徴を発見していくのが
面白くなってきました。

これからどんな発見があるのか楽しみです。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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