リアルとオンラインの質的な差
こんにちは。鮎川詢裕子(あゆかわじゅんこ)です。
コロナ禍となって約1年。
この1年で世界は大きく様変わりしました。
それまで、対面で行っていたものを
オンライン化に置き換えるチャレンジを
多くの人たちがトライし続けてきたように
当社でも取り組みを行ってきました。
ただし、コロナ禍となる前から、
オンラインを使った取り組みをいくつか行っていたので
チャレンジもありましたが、比較的順調でした。
リアルとオンラインの違いは、
すでにたくさんの記事をいろんなところで
書かれているので、
そこは簡単に触れる程度とし、
質的な違いについて
少し整理してみたいと思います。
リアルとオンラインの違い
コスト・移動時間
リアル>オンライン
リアルの方が場所の確保、移動準備・移動時間がかかる
参加環境
オンラインの場合、参加者の事情が大きく左右します。
・落ち着いて受講できるスペースがあるか
・家族が近くにいるか
・インターネット環境
・パソコンかスマートホン参加か
事前準備
リアルもオンラインも事前準備はそれなりに必要
オンラインの場合、内容にもよるが、臨機応変な対応が難しいことがある
この他、オンラインの方がタイムマネジメントがより求められる
次の予定を入れやすいため、時間で抜ける人が多い
ということが挙げられます。
これらを踏まえて「体験の質」についてみていきましょう。
体験の質
上記、参加環境にもよりますが、参加環境がある程度
整っている場合について体験の質を考えてみると、
「体験の仕方に違いがある」があるのは事実です。
それぞれ、素晴らしい面、そうでない面が存在します。
それぞれの利点をうまく生かし、工夫を凝らすことによって
いろんな可能性があります。
よく、「オンラインはよくない」というお声を伺いますが、
どれくらい工夫ができているのかによってその意見すら変わることが
よくあります。
つまりどちらが質が高いとは、いいきれません。
リアルが自由にできる環境になったとしたら、
これまでリアルで行っていたもののうち、
工夫によってオンラインで質を高められるものは
オンラインに変更し、
リアルが望ましいものについてはリアルで行う
ことになるでしょう。
つまり、コロナ前と全く同じようにまずはなりません。
それだけ、オンラインへの対応力が上がったのです。
また、最近はVR(バーチャルリアリティ)を使ったものも、出てきています。
今回は、VRは対象から外して、比較してみます。
それぞれのメリットは何でしょうか。
リアルのメリット:
なんといっても、参加者が集まり、一堂に会することができること!
人々の表情や、気軽に近づけるので熱気や一体感、沈んだ雰囲気といった、
場の様子を理解し、参加者の様子を把握やすい。
他の人と一緒に身体を使ったワークがしやすいので、醍醐味を実感しやすい。臨場感が伝わりやすい。
オンラインのメリット:
一人1台PCが用意できて、PC参加を前提とすると、
全員が同じ近さ(一画面に一人)が参加ができる。
「距離感が同じ」というのは、実はかなり画期的なことです。
オンライン会議とば別に、
共有画面を活用して、平面上に疑似空間をつくり
体感ワークを行うことによって、
「オンラインで、こんなこともできるんだ!」という声が
出ることもあります。
また、チャット機能などを使うことで、生の感想を聞きやくなります。
オンラインで行う際も、
オンラインならではの機能を工夫することによって、
リアルとはまた違った体験を引き出すことができます。
また、当社では学習サポートシステムを採用しているので、
リアル・オンラインのどちらであったとしても、
学びと実践を身近に設定し、効果を高める工夫をしています。
こういった機能を使ったプログラムの組み方によって
質に大きな違いがでてきます。
こうなると、リアルか、オンラインかという単純比較が
しにくくなってきます。
こちらは改めて掲載していきます。
今日もお読みいただきありがとうございました。
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